2023年9月に発売が予定されている宇宙探索ゲーム「Starfield」ですが、世界観が素晴らしく多くのプレイヤーから期待されています。世界観にこだわっているだけあって、そのストーリーも緻密に作られているようです。
本記事では発売前に公式から明かされたスターフィールドの本編が始まる前の歴史・ストーリーを紹介、解説していきたいと思います。
Starfieldの世界の歴史
Starfield本編の舞台は2330年ですが、本作のストーリーはかなり遡った2050年から始まります。まずは年表をご覧ください。
- 2050年火星へ
人類が火星に初着陸。2100年までに生活圏を宇宙に拡大していく。
- 2159年宇宙探索
人類がアルファケンタウリ(地球から4.37光年)に到達。
- 2159年宇宙統制へ
コロニー連合創設
- 2160年ニューアトランティス
ニューアトランティス設立。2161年にはコロニー連合の正式な首都となる。
- 2167年アキラ・シティ
シャイアンに移住したソロモン・コーが、最初の入植地であるアキラ・シティを設立。
- 2188年自由恒星同盟
ソロモン・コーの呼びかけに応じてヴォライがシャイアンと手を組み、自由恒星同盟が誕生。2189年に正式に発足
- 2194年戦争勃発の予感
コロニー連合(UC)が、ナリオン星系のデイーパラ軌道上にスターステーション「クリニック」を配置。UCに所属していないナリオン星系の住民は、これをUCによる領地拡大の動きとみて、UCにクリニックの撤去を要求。UCが拒否すると、ナリオンの住民らは投票によって自由恒星同盟への参加を決め、同盟は2195年に星系の防衛部隊を動員するに至る
- 2196年ナリオン戦争
自由恒星同盟の部隊動員に対し、UCはナリオン星系に艦隊を移動させ、自由恒星同盟も同様に対応。ナリオン戦争が勃発
- 2216年戦争終結
ナリオン戦争の長期化により、民衆に厭戦感情(戦争を嫌がる様子)が蔓延。2216年、UCと自由恒星同盟との間についにナリオン条約が締結され、紛争が終結する。条約内で「有人星系」という用語が正式に規定される
- 2221年市民を守るために
自由恒星同盟の市民に奉仕する精鋭の防衛・調査部隊として、自由恒星レンジャーが設立
- 2275年新たな組織の誕生
セバスチャン・バンクスがコンステレーションを結成。結成当時の構成員には、著名な物理学者クロエ・バオ、セバスチャンの弟子にして最年少のアジャ・ママサ、異星植物相の植物学者兼専門家ダリウス・アンドリス、富豪の冒険者バーナデット・ローラン、元密輸人エヴェラド・ギル、生物学者兼医師カドリ・トーマなどの面々が含まれた。同年、ロッジがニューアトランティスに建設され、その後何世代にもわたりコンステレーションの需要に応えることとなる
- 2305年バレットの参加
バレットがコンステレーションに参加
- 2307年コロニー戦争の開幕
ルナラ星系の惑星ヴェスタにて、自由恒星同盟が農業を開始。2308年、コロニー連合は、4番目の星系にコロニーを設立した自由恒星同盟がナリオン条約に違反していると主張。外交交渉は決裂。UCはヴェスタを包囲し、防衛のために残った(あるいは連れてこられた)者たちを無差別に虐殺する。コロニー戦争が正式に開戦
- 2310年アーティファクトの発見
コンステレーションが最初のアーティファクトを入手し、同組織のアーカイブに保存
- 2311年UC軍の敗北
数年間の紛争を経て、シャイアンの戦いにおいてコロニー戦争が事実上の終結を向かえる。自由恒星同盟の民間人や軍隊による小艦隊を用いたゲリラ戦法で、UC海軍の主要艦船が次々に撃破された結果によるものだった
- 2315年民間海軍の設立
コロニー戦争で自由恒星同盟が民間船を利用したことを受け、UCが対抗策の一環としてUCバンガードを設立する。UC独自の民間海軍であり、大多数がコロニー連合とその国益を守ることを誓った民間人の船舶で構成されていた。UCバンガードに貢献した者には、究極の報酬としてコロニー連合の市民権が認められた
- 2319年コンステレーションの新メンバー
サラ・モーガンが最年少でUC航海士兵団の指揮官に就任。しかし、2320年に部隊は解散となり、その在任は短命に終わる。放浪の身となりながらも、鍛えた腕を有効活用する道を探していたモーガンは、コンステレーションに参加する
- 2321年同組織最大の財政援助者
有人星系有数の宇宙船造船業者ストラウド・エクランドの共同所有者ウォルター・ストラウドがコンステレーションに参加。同組織最大の財政援助者となる
- 2322年新メンバーが次々と参加
これから2328年にかけて経験豊富な人物たちが新メンバーとしてコンステレーションへと参加することになる。
- 2330年アーティファクトの発見
とある採掘場でアーティファクトが発見される。本作のストーリーはここから始まることになる。
ストーリー解説
現在から約30年後、人類は宇宙開発を進めついに火星への有人着陸を成功させます。その後さらに宇宙への探索を進め、生活圏を各星々へと広めていきます。
2159年には地球外に存在する国々を統治することを目的に、複数の国が合意し「コロニー連合」が創設されます。その翌年にはコロニーの首都となるニューアトランティスが設立されます。
その30年後である2188年にその対立組織である、「自由恒星同盟」が創設されます。この2つの連合国が2194年から2311年にかけて2度の宇宙戦争を起こすことになります。ちなみにコロニーは社会主義派、自由恒星は民主主義派の組織であるとみられます。
戦後しばらくしてセバスチャン・バンクスという人物が、宇宙の謎の解明を目的とする組織「コンステレーション」を設立します。この組織には植物学者や医学者、冒険者から密輸人まで様々な役職を持っている人物が参加することになります。さらにこの組織は今後ストーリーに大きくかかわってくるであろう「アーティファクト」と呼ばれる謎の物質を発見します。
Starfield本編はとある鉱業会社に勤める主人公が、偶然その「アーティファクト」を見つけてしまい、そのことがきっかけで「コンステレーション」へと加入するところから始まります。
本編ではコロニー、自由恒星、コンステレーションの3つの組織がどう動いていくのかが注目されます。